エラー切手

 1956年東独で発行されたシューマンの没後100年記念切手は、当初発行された際誤って背景の楽譜にシューベルトの「さすらい人の夜の歌」が使われたため、あわてた政府はあらためてシューマンの「月の夜」の楽譜に差し替えて再発行するという醜態を演じた。
 音樂切手史上有名な「エラー切手」になって却って話題を呼び、今では間違い切手の方が倍以上の値が出ている。



  左の2枚が最初発行されたエラー切手、右の2枚が追っかけて発行された訂正切手 (肖像はグリルフーバー描く29才当時のシューマン)





(今流れている曲はシューマン作曲『トロイメライ』です)